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なぜか、こういう絵を描きたくなった。
タイトルは決まっていないが、たぶん「母」だろうと思う。
ラフスケッチだから構成も線の質も全て未完成だけど、衝動的に出てきたイメージをとりあえず形にしたもの。

ここ最近、少し体調を崩していた母。身体ともに辛そうだから、私にできることをやってあげたい。
親孝行なんてできたものじゃないけど、私と兄のために生きてくれた父親と母親にいろいろな喜びをあげたい。だから長く元気でいて欲しい。

この絵が自分の母を描いているのか、未来の妻を描いているのか、きっとその両方かもしれない。

最近、なぜかとても眠い。本職の仕事が面白くなって夢中になっているせいか、帰宅して妻と夕食を食べる頃には、ほとんど一日の電池が切れてしまう。
絵は仕事でもバリバリと描いているからエネルギーをかなり使っている。
こういう時は眠い自分の体に逆らわず、ゆっくり体を休ませようと思う。今しか出来ない事だし。

やりたいことは山ほどあるんだけど、今はきっと静の時間なんだ。従おう。

藤間

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共同作品

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曲線の集合であるリングは、形、素材、共に描くに難しいものだ。
絵の精度は悪いが、一応マリッジリングを描いた。

以前にもブログに書いた、結婚指輪のデザインが、
このような最終形態となって仕上がって来たのだ。
もちろんこれは結婚式当日にも使った。

リングの名前は「HOME」という。
基本はピンクゴールドで作られていて、一部にシルバーのアクセントが入っている。
これは2つのリングを重ね合わせるとシルバーの形が家になるようにデザインされていて、2つで1つの意味を持たせてある。
奥さんのものだけにダイヤがはめ込まれていて、これも家の形になった時の窓を意味している。
内側にはそれぞれに日本語で「ただいま」(私の方)「おかえり」(妻の方)と刻まれている。
いつまでもふたりが帰る家は1つであり続けたいという意味がこのデザインに込められている。

表現はあくまでシンプルに伝わりやすい形を求めてきた。
製作に協力してくれたジュエリーオーダーメイド店のアイデクトの方々には時間のない中で本当に頑張ってくれた。私のわがままで何度も修正させてしまった。カスタムメイドのビジネスにおいて私のような中途半端なクリエイターが客ではきっと大変だろう。にもかかわらず、嫌な顔一つせずに最後までベストを尽くしてくれた。

このリングもいろんな人の力があってできた共同作品。その他いろんなアートがそうであるように。

藤間


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消化

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モルディブでの絵をもう数枚アップしよう。
この時期のモルディブは雨期で、湿気がとても高い。
やや、しっとりとした紙の上に4Bの鉛筆はいつもより走りずらかった。

こんな美しい島が地球温暖化の影響で数年後には沈んでしまうというのは本当なのだろうか。
海面上昇で国が消えてしまうなんて信じられないが、実際に起きていることらしく、モルディブの政府は国民の移住を計画しているとのこと。住民たちは一体どんな気持ちなのだろう。もし、我々が日本の大地を失ってしまうと分かっていたら、一体私たちはどこへ行けばいいのだろうか。
沈み行く世界のために今私が出来る事は…。そんなことを時々考えながら絵を描いていた。

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帰国してからは、結婚式までの事が嘘のようにゆっくりとした時間が流れている。
結婚式が終わっても、後々やるべきことが残っている。
とにかく今はそれらをゆっくりと消化しよう。
単純に日々をじっくりと楽しんでみたい。そんな気持ち。

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藤間

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来た道

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8日間のハネムーンから帰国した。
モルディブのリゾートで何もしない時間を過ごすつもりだったが、私の場合どうもそれが落ち着かず、何か夢中になれるものを探してはスケッチを繰り返していた。
実際楽しかったことには間違いないし、美しい海に囲まれた孤島で結婚式やアートライブの準備に追われていた夫婦の疲れは大分癒えた。然し忙しいことに慣れてしまっている自分にとって、突然すぎる自由の訪れに、体がついていけなかったのかもしれない。仕事がうまい人間も良いが、それと同じくらい休み方もうまい人間の方が人生はお得なような気がする。

アップした絵は私が滞在していたワン&オンリー・リーティラ・モルディブという島で描いたもの。島全体が130棟のゲストルームを持つ1つのリゾートになっている。そもそもモルディブという国はインド洋に浮かぶサンゴ礁のまとまりで、千近い数の島々(内、人が住んでいるのは約200島)から成り立っているそうだ(※「地球の歩き方」参照)。私はその中の1島に滞在していたということになる。

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高温多湿の熱帯気候で使う色は、今まで訪れたどの国とも違う。特に海の色が独特だ。エメラルドの明暗が海岸に限りなく広がっているのだが、白い砂浜と海水が混ざり合う波打ち際のグラデーションが何とも言えず美しい。

植物やフルーツもそうだった。南国らしい、原色に近い色を持つドラゴンフルーツ(絵中央の赤い果実)は実に描き答えがあった。

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帰国してから1日がたち、出国前からやり残していたことにようやく手が付けられて、少しホッとしている。これからしばらくは、会えなかった身近な人たちに会う機会を作ったり、なんとなく諦めて閉じてしまった小さな箱をもう一度開けてみるような事に時間を使ってみたい。これまで忙しく駆け抜けてきた中で見落としてしまったものも多い。来た道を戻ってそれらを拾い集めてみるのも人生の楽しみだと思う。

藤間

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帰ったら

ツールが不足していて新しい絵をアップできない。
持ち合わせのPCに入っているデータしか使えないようなので、モルディブの絵は次回にさせていただく。
描いてはいるので早くのせたい。

とりあえず、これも結婚式の日に感謝ギフトとして歌手のaiko好きな友人に贈った絵だ。
受け取った本人も喜んでいる様子だった。
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モルディブの景色を見ながら、日本に帰ったら何をしようかといろいろな妄想を膨らませている。
プライベートなことでしばらく忙しいのではあるが、新作アニメーション「PEN」をコンペに出品したり、来年の作品展に向けて少しずつ作品を作っていきたい。
秋に向けてアートライブを含めた新しいイベントもやろうと企んでいる。
また、無理しちゃいそうだな。

藤間

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小さな絆

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結婚式は無事終了した。過酷な準備作業から一気に解放された喜びと、終わってしまったという少し空しい気持ちが入り交じる。
当日、来てくれた友人や同僚や家族の顔を見て、私はたくさんの人に支えられてここにいるんだと再認識させられた。生きてきたというよりも、あたたかい人たちの力で生かされてきたんだと思い知らされた。出会った人や出会わせてくれた人全てに言いようの無い感謝をしたくなる。そんな一日だった。

ご列席いただいた人たちに、少しでも個人に向けたオリジナルの気持ちを伝えたいという考えから、我々(私と妻)は持ち合わせた技力を駆使して物作りに励んだ(だから過酷だったのだが)。結婚式のオプションにありがちな量産的な製作物を極力排除して、ミニマムな気持ちを手作りした。

例えば、披露宴のゲストテーブルにそれぞれに向けたメッセージカードを作って配置したり、プチギフトに配るクッキーを自宅で焼いたり(これはほとんど妻の仕事)。そして私に出来る事は、それぞれに向けて描いた絵を手渡しすることだった。今回アップした絵はその中から、ゲストの方が実際に飼っている動物を描いたもの。この絵たちが私たちと受け取ったゲストとの間に小さな絆を作ってくれたらいいなと思った。

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式が終わって私たちは余韻に浸る間もなく、新婚旅行というやつを経験しにモルディヴに向かった。
静かな南国の時間の中で、式のこと、支えてくれた人たちのあたたかい顔を思い出している。
出来れば、モルディヴで描いた絵を次回のブログでお届けしたい。

藤間

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Wedding part6

090617a ねこまんのフィルムが完成した。一晩で16ページに色付けはけっこう大変だった。影やディテールは極力省いてその日に完成させることを目標に作業をしていた。でも結果的にこだわらない色使いがこのようなかわいらしい作品にマッチしているように思う。

合わせる音楽はoasisの「Whatever」。明るく元気が出る曲が好ましかった。内容が「卒業」なだけにサイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」からはあえて脱線してみた選曲だ。

090617b 続けて取りかかるのが、結婚式に来てくれた人達に感謝の気持ちを込めて渡すギフト製作。お菓子やティーバッグ等も素敵だが、私に出来ることでやってみようとするとやはり絵にたどり着く。その人の趣味や人柄に合わせて描いた小さな絵を30点近く作ることにした。こんな直前な時期に無茶な考えだとは思うけど、昨夜で10点描けたということは、あと2日あれば出来るはず。確かに集中力にも限界があるが、奥さんに額もそろえてもらえたことだし、あと一息なので頑張ろう。

式に招いていない多くの方々からもお祝いの気持ちをいただいている。そんな全ての人たちにもこの作品をお届けして、感謝の気持ちをもれなく伝えたい。

藤間

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Wedding part5

090615a ウェルカムボードが完成した。

文字が背景に溶け込んでしまうギリギリのラインを狙って周りを描き込んでいった。中央のハートにはプロペラをつけて飛行船のようなイメージにした。ハートの中には新郎(私)と新婦をディフォルメしたキャラが描かれている。

ボードのあちこちには様々な人を散りばめている。顔を近づけたときにしかわからないディテールにもこだわってみた。

090615b 次の製作にとりかかったのは2次会の時に上映するショートフィルム。上記にあった新郎(私)と新婦をディフォルメしたキャラ「ねこまん」のストーリーである。新郎新婦の入場時の演出として使う予定だ。

映画ダスティン・ホフマンの「卒業」のラストシーンをベースにして2時会場へと向かう2人をおもしろかわいく描いている。とにかくちょっとした笑いが取れればいいんだけど。

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ラフなカットを描いて枚数を決める。最初は内容を披露宴の紹介フィルムにするつもりだったのだが、ラフを描いているうちにこちらの案を思いついてしまった。決まった枚数の下書き(15枚)を描いて、今日から色付けをする。

17日には編集作業も含めて完成させる工程になっていて、思えばこんな短期間でストーリーを作ったことはない。とにかく急がなくては!

藤間

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Wedding Part4

090611a なにせ時間がないので、一度目のラフスケッチでほぼ構成を決めた。悩んでいる余裕はない。結婚式は待っちゃくれないのだ。

スケッチブックに描いたラフを拡大コピーし、ボードにカーボン紙の要領で線を転写していく。余計な線が残らないように紙の上から軽く線をなぞる程度。はみ出した余計な鉛筆線を消しゴムで消すことはできないからだ(消すと摩擦でボード表面が汚れる)。カーボンを施すのは文字の部分だけ。この作品で何よりも重要なことは絵が文字として認識できること。文字はある程度のレイアウトを決めておかないとバランスを崩しやすい。

薄い線を頼りに090611c_2 アクリルの黒を入れていく。正確さも大事だが、ほんの少しのぶれや粗を残しておいた方が手描きの雰囲気が出て良い。

090611d 2人の名前のセンターに何を入れようかを考えて、デザイン的に不本意ではあるがハートを入れることが最もそれらしい。一番フォーカルになる部分なだけに気を使うべきところなのだが、やはりここにはハートしかない。後でそれなりの付加価値を付けることが必要になりそうだ。

おおよその文字が出来上がって、ここから装飾の要素をプラスしていく。唐草模様や人やビルを足すことで、絵全体が賑やかな街になるように構成したい。この時点では最終的にどうなるかはわからない。ハートの形はあまり気に入らないけど、盛り付けていくことでより良いものになってくれることを願う。

藤間

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Wedding part3

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まだデザインがまとまったてはいないのだが、とりあえずボードに下地を塗る。
Metropolitanの製作のときに使っていた塗料が少し残っていたので、その色に合わせて調色をした。

白のジェッソに微量のイエローオーカーと黒を混ぜて、アイボリーのようなクリームのような微妙な白を作る。ベースをこの色にする理由は上から黒で描いた時に色のハレーションを起こさないようにするため。純粋な白と黒のコントラストは強烈で、印象が現代アートになりやすい。この作品の狙い目はシンプルな技法でほんの少しのレトロ感が出せるところであるため、ベースの色には少々の配慮が必要である。


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日曜日、ベランダに養生して2度くらい重ね塗りして、今日も帰宅後夜中に3度目を施した。これで板の色が透けることはないだろう。明日の朝には乾いている。次は黒。

今日は2次会の会場で打ち合わせをしてきた。進行の話をしているうちになぜか熱くなるのは、私がアートライブの演出をさんざん考えてきたからだろう。もちろんアートライブと結婚式を一緒にするつもりはないけれど、やっぱり私はイベント好きだ。

藤間

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